皆さん、こんにちは。奈良県大和郡山市でリフォーム・リノベーションやガレージ工事を手がけるトキハ工務店です。
最近は憧れの住まいをめざして、デザイン・リフォームをする方が増えてきました。特に「ブルックリン・スタイル」や「インダストリアル・スタイル」などの男前インテリアは、根強い人気を博しています。
けれどもいざリフォームをしようとネットを検索してみると、ダサくなってしまった……という失敗の声を多く聞くのが、このスタイル。
「ブルックリン・スタイル」や「インダストリアル・スタイル」そのものは、決してダサいことはなく、むしろスタイリッシュなインテリアとして知られています。
ではなぜダサくなってしまうのか? 今回はその理由とダサくならないポイントをご紹介します。
■そもそも男前インテリアって、どんな感じ?
「男前インテリア」は、無骨をベースに、ジャンク、あるいはクールなテイストをプラスした男心をくすぐるインテリア。大きくは3つのスタイルに分けられます。
・ブルックリン・スタイル
以前にもご紹介しましたが、NYの工業地域を発祥とするスタイルです。倉庫や工場跡地を、クリエーターたちがリフォームして住むようになり、古いレンガや古材、むきだしのコンクリートや鉄、エイジングした革など、素材感あふれるスタイルです。
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・インダストリアル・スタイル
機能的な工業デザインをベースとするスタイルで、白や黒などモノトーンを基調に、直線的なデザインの家具を配した空間です。ブルックリン・スタイルと似てはいますが、こちらのほうがよりストイックな空間になります。
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・アメリカン・スタイル
古き良きアメリカをイメージしたスタイルで、サーフ・スタイルとガレージ・スタイルなどのバリエーションがあります。
サーフ・スタイルは西海岸風のサーフィンや海をイメージしたインテリア。ブルーや水色、白など明るめの色を使った爽やかで開放感あるインテリアです。
ガレージ・スタイルはアメリカ風の車庫のイメージで、50年代レトロのテイストを加えたインテリア。赤や緑、黄色といった濃いめの原色を大胆に用いた、パンチのあるスタイルです。
■男前インテリアがダサく見える理由はなぜ?
このように男前インテリアは本来ならとてもスタイリッシュになるはずなのに、なぜダサい、と言われることがあるのでしょう?
その理由は、大きく二つあります。
まず一つは、素材の使い方。
男前インテリアでは総じてさまざまな色・質感の素材が使われますが、素材をあれもこれもとミックスさせているうちに、統一感がなくなり、ただのごちゃごちゃしたチープなインテリアになってしまいます。
もう一つは、空間の使い方。
男前インテリアはいずれもアメリカ発祥のスタイルです。ブルックリン・スタイルやインダストリアル・スタイルは倉庫由来ですし、サーフ・スタイルも西海岸の広々とした平屋がベース。ガレージも日本のような窮屈さはなく、一人1台が基本の広々とした空間です。
それを日本の限りある空間で再現しようとすると、うわべだけなぞったような狭苦しいインテリアに。
こうした理由から男前インテリアは失敗するケースが多く、「ダサい」と言われてしまうのです。
■男前インテリアで失敗しないためにはどうすれば?
だからといって男前インテリアを諦めるのも、もったいないですよね。
男前インテリアで失敗しないポイントは、本場のインテリアの写真をそのまま踏襲せずに、既存の空間を活かしながら柔軟に考えること。
たとえば、「やりすぎない」ことも大切です。高さが10mもある吹抜けの倉庫と、高さが3mのリビングで同じ数のマテリアルを使うのでは、圧迫感や見た目の印象がまったく異なります。
そのために大切なのは、空間の統一感を大切にすること。
さまざまな色や素材を使うのは男前インテリアの基本ですが、たとえば床はヘリンボーンのフローリング、壁は羽目板調のクロスだと暑苦しくなってしまいます。
床・壁は視界を占める割合が多く、部屋の印象を決定づけるので、足し算と引き算を上手に使い分けましょう。
例えば床をビンテージ風のフローリングにするのなら、壁は白い塗り壁やクロスなどにすれば、足し引きのバランスが良くなります。
もちろんフラットな白い壁では無味乾燥なので、白でも塗りムラのようなテクスチュアがある壁にするとよいでしょう。
ベースとなる床・壁・天井はやや抑え気味にして、キッチンや家具、照明などでアクセントを加えてもよいですね。
また空間にモノを置きすぎないことも重要です。
限りある空間で視界が遮られると、部屋全体が窮屈な印象になってしまうので、家具は低めにして視線の抜けをつくるとよいでしょう。
また床が見える面積が多いと開放感が生まれるので、たとえばアイアンの脚のついたフロートタイプのキャビネットやソファなどを用いると、床が広々見えて空間全体がスッキリします。
前回ご紹介した収納の記事のように、配置計画にもこだわってみるとよいですよ。
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■男前インテリアなどデザインリフォームはトキハ工務店にお任せください
デザイン・リフォームは単に仕上げや家具を変えればよいわけではありません。
最近はSNSでカッコいいイメージ画像が溢れているので、情報におぼれがち。
けれどもいくら仕上げを変えても、暮らしやすさがおろそかになってしまっては、元も子もありません。
既存の間取りを上手に活かしつつ、ライフスタイルに合ったプランを予算内で提案してくれる建築会社に依頼しましょう。
その時に大切なのは、その建築会社が男前インテリアに長けているかどうか。
もしその建築会社がインテリアを本質的に理解していなければ、見た目だけをなぞった、それこそダサくてチープなリフォームになってしまいます。
トキハ工務店は、代表自身が男前インテリアの愛好者。こうしたスタイルのデザイン・リフォームの実績が多く、ご予算内でお客さまに合った最適のご提案をいたします。
長年にわたる経験から内部構造にも詳しく、ていねいな施工にも好評をいただいているので、安心してご依頼ください。
モットーは地域密着型で、定期的に状況を確認する徹底したサポート体制にも定評があります。
ほかにもさまざまなリフォームやデザインを手がけておりますので、お気軽にご相談ください。