今人気のウリン材とは?ウッドデッキにおすすめの木材、ご存じですか?

皆さん、こんにちは。奈良県大和郡山市でリフォーム・リノベーションやガレージ工事を手がけるトキハ工務店です。

そろそろ暖かくなってきて、アウトドアリビングが気になり始めた、という方も多いのではないでしょうか。


おうち時間を豊かにするために、ここ最近関心が集まっているのがウッドデッキ。

リビングに面してデッキをつくれば、空の下のもう一つのアウトドア・リビングになり、暮らしが豊かになります。


ただしその時にじっくり考えたいのが、デッキに使う素材です。デッキ素材には一般的に木やタイルが使われますが、ひと口に木と言っても、天然木と人口木の2種類があります。


人工木は樹脂と木粉を混ぜ合わせてつくられたもので、水が浸み込みにくく、表面が汚れても簡単に掃除ができるメリットがあります。ただし、風合いは本物の天然木にはかないません。


その天然木のなかでウッドデッキ材として人気を集めているのが「ウリン」です。

今回はウリン材を使ったウッドデッキについて、ご紹介します。




■ウリンってどんな木? 「鉄の木」とも呼ばれる耐久性がスゴい!



杉やヒノキなら知っているけれども、「ウリン」は初めて……という方もいらっしゃるかもしれません。

それもそのはず、ウリンは東南アジアが原産の木。「南洋材(なんようざい)」というカテゴリーの木の一種です。


特徴は重くて硬く、そして水に強いこと。現地では海辺に生えているため、湿気や塩水、熱に強く、100年腐らないとも言われています。「鉄の木」とも呼ばれていることから、その耐久性の高さがうかがえますね。


そう、ウッドデッキに使う木は、湿気に強いに越したことはないのです。

ウッドデッキは常に強烈な紫外線や雨水に晒されるため、やわらかい木ではすぐに劣化・腐朽してしまいます。通常、室内で使う樹種でウッドデッキをつくったらボロボロになってしまうことでしょう。


天然木はやわらかさ・硬さを基準に「ソフトウッド」と「ハードウッド」に分類されますが、ウリンはハードウッドのなかでも耐久性に優れた材なのです。




■ウリンならではの特徴とウッドデッキにオススメの理由とは?



ほかにウッドデッキに使われるハードウッドとしては、イペ、アマゾンジャラ、セランガンバツなども一般的です。しかし、やはり群を抜いてニーズが高いのはウリン。


美しい木肌は高級感があり、ほかのハードウッドに比べて色のバラツキが少なく、見た目の良さもばつぐんです。


性能面でも優れており、湿気や乾燥によるねじれや反りも少ないので、デッキ材としてうってつけ。私たち木のプロは、板にねじれや反りが生じた状態を「暴れる」と表現しますが、ウリンは耐候性が高いので暴れることが少なく、ガタガタして歩き心地が悪い、ということもありません。


色は、丸太から切り出した直後は淡いベージュですが、紫外線や空気に触れると濃い赤みを帯びるようになります。

この赤っぽい色は、ポリフェノール。赤ワインに多く含まれ、悪玉コレステロールの酸化を防ぐ効果が期待できる、あの成分です。


ポリフェノールを多く含む赤ワインは心疾患予防などに効果があると言われていますが、ウッドデッキなら抗菌・防腐作用を発揮。シロアリやフナクイムシを寄せ付けない、と評価されています。

この赤みがかった色が経年変化で、やがて落ちついたグレーになるのもウリンの魅力の一つ。時間とともに育っていく材料です。




■天然木のウリンと人工木の違いとは?



ではウッドデッキの材として最近普及している人工木とウリンは、どのような差があるのでしょう?


まず耐久性について。人工木は天然木に比べて非常に長持ちすると言われていますが、ウリンも35年以上もつ、という報告も。水の強さや防蟻性、防腐性は人工木と並ぶ、いやそれ以上という声もあがっています。


色みですが、人工木は紫外線による退色でもとの色が単純に薄くなるだけなのに対し、ウリンは赤からグレーへと、ユニークな経年変化を味わうことができます。


夏季の耐候性を見てみましょう。夏、暑い日差しを受けてデッキ材は熱をはらみ、人工木は長さ1mに対して約1㎜の伸縮があると言われています。表面温度は40℃〜50℃以上になることも。一方、ウリンは伸縮が極めて小さく、熱の影響も比較的受けにくい材料です。




■気になるメンテナンスは? ウリンのウッドデッキならトキハ工務店にお任せください



ウリンはとても丈夫な材で、ふつうの樹種に比べたら格段にメンテナンスはラク。

しかし、まったくメンテナンスしなくてよいわけではありません。

紫外線や雨によるダメージを放っておくと、退色を過度に進めたり、木肌が荒れてささくれが生じたりする可能性もあるので、保護材や防腐剤を塗っておくとよいでしょう。


自然な経年変化を楽しみたいのなら、保護材は無色透明のクリアがおすすめ。定期的にメンテナンスをすることで、さらに耐用年数を延ばすことができます。


ウリンは硬くて丈夫な反面、加工するのが難しい材と言われています。しかしトキハ工務店ならウリン材のウッドデッキの施工事例もあり、安心してお任せいただけます。

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トキハ工務店の代表は現役大工で、木をはじめとする自然素材の扱いに長けております。さらにブルックリン・スタイルやヴィンテージ・スタイルなど男前インテリアも得意としています。

ウリンの独特の風合いは、こうした男前インテリアとも相性が良く、屋内外ともにぴったりのスタイルでコーディネートすることも可能です。


これからウッドデッキをつくりたいとお考えの方はもちろん、既存のテラスやデッキをリフォームしたい、という場合でも安心してご相談ください。

地域密着型をモットーに掲げ、施工後はお客さまとLINEを交換。定期的に状況を確認する徹底したサポート体制にも定評があります。

ほかにも古民家リフォームや自然リフォーム、ガレージ施工も手がけておりますので、住まいのお悩みがあればお気軽にお問い合わせくださいね。